次回『大魔王ヂークベック、死す』
(たたみます)
大魔王就任後に早速事件発生。白フードの4人組が魔王ヴァレリアの城を襲撃したとの事。すごく・・・嫌な予感がする。逃げ出したい、いや逃げ出そう。
しかし逃げ出したい私とは裏腹に、魔王3人に遊び半分で大魔王の衣装着せられました。いや衣装はいいんだけど、なんでフルフェイスタイプかな?しかもPVである人にボコられてた人の仮面と同じ形なんですよねぇぇぇ。なんでなのかなぁぁぁぁ?
お前ら、なんかわざとやってないか?これから何が起こるか知っとるんちゃうやろな。
すると大魔王ヂークベック城に4人のフード集団が襲撃。アスバルの張った結界も簡単に打ち破られてしまう...
絶 望(デデドン
終わったわ、俺終わったわ。俺、ここで殺されるんや・・・。
4人のフード集団はパワーアップした勇者アンルシア姫と、賢者ルシェンダ、竜人エステラ、エテーネの生き残りシンイの4人でした。大魔王の復活を感知した4人は、アストルティアから魔界に乗り込んできたようです。
盟友は行方不明という事で私には話が無かった模様・・・
ていうかシンイ、お前私が生きてるの知ってるだろ。魔界からアストルティアに戻る時のワープポイント、お前の目の前じゃねーか。
魔王3人は役に立たねえ、使えねえ。
ユシュカに至っては一撃でトリプルルッツ決めちゃってるしよ。
フルフェイスのせいで私が盟友だと解らないアンルシアは普通に剣を向けてきます。
いやだ・・・アンちゃんと戦いたくない・・・というか戦ったら間違いなく負ける・・・・!
互角の打ち合いの末、剣を失うとアンルシア、まさかの殴り。剣が無ければ拳でも戦うという、アンルシアがまさにゴリラ姫と化した瞬間だったのだ。
見事に吹っ飛ばされる。トルネード回転しながら玉座まで一直線。
これは首は確実にイッてますね。
強烈な一撃で立ち上がれない私に、アンルシアはヒートアクションでとどめをさそうとしてきます。剣で戦わず拳で戦うなんて、まさにゴリラ姫に恥じないパワープレイです。
フルフェイスが取れてくれて、ようやく私の素顔が。
よかった、私の顔は忘れられてなかったようです。
アンちゃんも新しい大魔王がまさか自分の盟友だという事実に思わず目を見開き拳を止めました。
主人公の肩書、どんどん増えていくなぁ・・・
(つづく)